心の声を大切にしたい

梅雨時期、雨だったり曇ったりの毎日ですが、あじさいは今日も健気に、美しく咲いているなぁと心がほっとします。



ここ最近、メンバーからの報告でうれしくなることが増えてきました。

それは、「利用者さんとのコミュニケーション」の話です。


「言葉をつかっての会話」だけがコミュニケーションじゃないなぁとつくづく感じます。

言葉で意志表現ができないのであれば、その人ができることを活かしながらコミュニケーションすることが大切だなぁとおもいます。

「手を挙げて意思を伝える」

「手を握って意思を伝える」

「深呼吸をして意思を伝える」

「目で意志を伝える」

「表情で意志を伝える」

「脈拍数(バイタルサイン)で意志を伝える」

「感情で意志を伝える」

「行動で意志を伝える」

「黙って意志を伝える」

いま思いつくだけでもたくさん出てきます。



その意思表現はどれも、「その人らしさ」だとおもいます。それと同時に、「その人が今できる最大の表現方法」だとも感じます。

わたしたちは一人では生きていけないので、誰しも孤独にはなりたくないと本質的にはおもっているんじゃないでしょうか。


「あなたともっと話がしたい」

「わたしのことを知って欲しい」

「わたしの弱いところも認めて欲しい」

そんな想いを、自分の体をつかって全力で表現しているんだと思います。


心と体はつながっている。心理学を勉強しているとそんなことを学びました。

よく怒る人は、血圧が上がって高血圧や頭痛などあり、肝臓を傷めやすい。これは一例ですが、やはり心と体はつながっているようです。

心は目に見えないので、目に見える体につながっていることは本当にありがたいなぁとおもいます。体の状態、行動を見ればその人の心を知ることができるからです。


最近、家に帰ったとき小3の息子に「ただいま」と言っても「おかえり」と言ってくれなくなりました。

寂しい気持ちになりますが、この行動は息子の心のなかでなにか変化があって、なにかの意思表現をしているんだろうなぁと思っています。

だから、無理矢理に「おかえりって言わないとダメ!」とは言わないようにしています。寂しい気持ちはありますが、息子のありのままを受け入れるようにしています。



話が少し脱線したかもしれませんが、ぼくがこのブログで表現したいことは、「ありのままの自分を表現したい」ということです。

自分の心の声にフタをしないで、いま自分ができる方法で精いっぱい表現したいと思っています。

フタというのは、
「自分はこれがしたい!と思ったけど、、伝えたら笑われてしまうかなぁ、、」とか、「自分はこれがしたくない!と思ったけど、、断ったら嫌われてしまうかなぁ、、」とか、まわりの目を気にしてしまうということです。

今まで、世間体や人の顔色をうかがいながら、自分の心の声にフタしてきました。このブログもそうです。「自分はこんなことを感じて心が喜んでいます」ということを表現すると、「どんなふうに思われるだろう、、」「嫌われないかなぁ、、」とかいろんなフタが出てきます。

それ自体、イイことでもワルイことでもありません。ただ、心の声をもっと大切にしたいなと思うようになりました。



「今日はこっちの服が着たい」と「手をギュッと握って意志を伝える」

「椅子に座りたい」と「深呼吸をして意思を伝える」


メンバーから、利用者さんとのコミュニケーションの報告をもらうたびに、「その人らしい表現方法で、全力で意志を伝えている姿」を想像します。

ぼくも心の声を大切にします。気付きをくださってありがとうございます。

自分の心の声、相手の心の声を大切にできる人でいたいと思います。



自分らしさを大切に、輝く人でいたい。


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